千葉モノレール


モノレールと街角写真コンテスト2009


審査会


 3回目となった「モノレールと街角写真コンテスト」は、昨年に比べ応募総数が増え、審査委員を悩ませるハイレベルな作品が多く寄せられました。皆様のご応募本当にありがとうございました。
 入選作品は、10月17日(土)開催予定の千葉モノレール2009会場内の資料室で展示する予定です。
 また千葉駅ステーションギャラリーで開催を予定している写真展でもご覧いただけます。
 なお、来年も写真コンテストを開催する予定です。詳細が決定しましたら当社ホームページや駅ポスターなどでお知らせいたします。
審査委員
審査員長
下田 功一 写真家
審査員
榛沢 芳雄 日本大学名誉教授
安田 操 千葉市美術協会理事
立木 一男 写真愛好家(千葉都市モノレール株式会社OB)
岡田 和哲 千葉都市モノレール株式会社 取締役社長
飯田 重明 千葉都市モノレール株式会社 専務取締役



8月17日に開催された審査会でのひとコマ
ハイレベルな作品が揃い、審査委員の皆様も真剣そのものです。

審査結果の発表


 審査委員の厳正なる審査の結果、グランプリ1作品、社長賞1作品、優秀賞2作品、佳作6作品、ファミリー賞1作品の計11作品が選ばれました。
 なお審査結果は、入賞入選された方の作品使用許諾書及び作品の元データがすべて弊社に届いてからの発表とさせていただきました。


グランプリ作品


作品名 「ビルの間を行く」
小栗山秀男(九十九里町)

審査委員長コメント
 グランプリおめでとうございます。審査会で最初に目に留まった作品です。とても目新しさを感じました。直線的な構造物を魚眼レンズで湾曲させ全体をアンダー気味に仕上げたことで、独自の都市像を創り上げました。
 またギラッと光る太陽も効果的です。天地をビルで覆い、中央にあるモノレールに視線を誘導させる確かな構図からは、作者の技量の高さを感じます。応募いただいた残りの2作品も素晴らしかったです。



社長賞作品


作品名 「記念写真ハイポーズ」
船本忠良(千葉市)


審査委員長コメント
 列車を背にした記念撮影はよく見かける光景ですが、この作品は運転士のホームを確認している姿から発車ベルが鳴っている最中に撮影しています。
 撮影者は少し慌てていた?のでしょうか、子供にいつもより大きな声で呼びかけている様子は、車内の乗客の視線が撮影者に向けられているところから察することができます。
 少しでも記念になる写真を残してあげたいという親心のようなものが伝わってくる作品です。




優秀賞
作品名 「空のお散歩」
坂倉徹(千葉市)
作品名 「雄飛像に見守られ」
野村秀夫(一宮町)

佳作
作品名 「春を走る」
國吉千秋(千葉市)
作品名 「千葉都市エコ・モノレール」
小林壮吾(千葉市)
作品名 「ビルの谷間」
畑野俊男(千葉市)
作品名 「行ってらっしゃい」
渡邊信之輔(千葉市)
作品名 「試合待ち」
尾形美海(文理開成高校 写真部)
作品名 「冬の空」
飯高具孝(千葉市)





ファミリー賞

作品名 「モノレール、来たよ」
荒木洋司(千葉市)


 総 評

千葉都市モノレール
モノレールと街角写真コンテスト2009総評

写真撮影の基本はご自身の足で撮影場所を探すことだと思います。
有名撮影地には決まって撮り方のマニュアル本のようなものがあり、確かに素晴らしい結果が得られます。しかしそのような固定概念は作画する上で行き詰りを感じてしまうことがあります。
独自の視点で被写体を見つめ工夫を凝らすことこそオリジナリティー溢れた作品は生まれます。
第3回フォトコンテストもたくさんのご応募をいただきありがとうございました。
審査を終えての印象は、今までの発表作品に類似するものが少なく、撮影場所や手法に工夫の跡がみられました。惜しくも入選を逃された方の中にも優秀作品は幾つかありましたが、もうひとつ惹きつける要素を加味すれば結果は変わったかも知れません。それだけ今回は激戦でした。   
次回も皆様の力作を楽しみにしております。


モノレールと街角写真コンテスト 審査委員長 下田功一(写真家)